氷のような爪先

寝ずに書類を準備してたら、寒いしお腹が空いたし眠くて目が潰れて来たし泣けますわい。でも私の幸福について考えてみたところ、咄嗟に親の姿が思い浮かび、遺伝というものを運命だと信じている私ですから、おそらく猫と戯れて黄昏れて頬寄せてエブリナイな毎日だと発狂しそうな気がするので頑張るのだ。遺伝は運命であり呪いであり神様で、それらに忠実で狂信的な私。誰も信じてくれなかったけど、私は本当にそう思ってる。私には呪いがかけられているのだよ。私の父は今までよく刑務所に入れられることなく暮らせてこれたな、と感心するほどにいろんなものが欠落した人間で、尊敬はしないのだが、いつか父の屍を越えていくのが私の目標です。