パンツはいてない

最近眠くて仕方なくて、土曜も日曜も寝続けていた。何度か睡眠と覚醒を繰り返した後、突如はっとしてお風呂に入った。新しいタオルで体を拭いた後、部屋着のワンピースを着てベランダに出てみたら、雲が早送りみたいなスピードで流れていて風がごうごうで、荒涼とした爽やかさがあった。爆撃されて全てが燃えてしまった時の少年の気持ちになっていた。そのとき私はパンツを履いてなかった。