地震と連休の残り

地震発生時、私はこたつの中に半分埋まって半分意識がなかったのですが、揺れ始めてもなお「なんか眠いし寒い」みたいな理性(?)が働いて動こうとはせず、上から物がごちゃごちゃと落ちてきてようやく「やばいんじゃね?」と思ったが、その頃には地震は終わっていた。私は自然に淘汰される側の存在であることをつくづく実感しました。なんかこういう生き物の話読んだことある(ナマケモノとか)!
落ちてきた物に囲まれたまま、眠気に耐え切れず眠り続ける。余震もどうでもよかった。とにかく風邪の後のせいか眠たくて仕方なかった。アイスが食べたくなって「救援物資はまだかー」と言っていたがヘリにも無視され誰も救助してくれなかったので、午後になってようやく外に出る。その頃にはもう何事もなかったかのようであった。
テレビで速報が始まるまでの時間がすごく長く感じたけど、その後の一日もすごく長かった。一日中テレビでは地震の被害について。同じ情報を何度も何度も繰り返す一日。退屈なんかしない。だけどすごく長い一日だった。地震の時に一人じゃなくて良かった。あの時に思ったのは、妹は多分無事だろうけど一人で怖い思いをしていなかっただろうか、ということだった。*1

一日中ニュースを見て、ネットチェックして、あのお祭り騒ぎを満喫できなかったことを残念に思った。私は地震の瞬間マノさんとぼんやりしていて、物が落ちてきても二人ともぼんやりしていて、あーどうしようと思って横を向いたらうさぎと目が合ったくらいだった。「みんなに電話してるけど誰にもつながらない!無事ですか!?」「街中が大変なことになってる!」みたいなミクシィ新着日記が続々と更新される中「私、誰からも電話ない…部屋も大したことなかったし…」みたいな世界からの疎外感でいっぱいになっていた。母親から電話があったけど「順子(犬)は寝てたよ」っていう話だった。
夕方、さすがに自分の部屋が気になったので震度6地帯へ帰宅。しかしマンションの周辺も特に何もなく、一番心配していたバイクの転倒*2もなく、食器が一枚破損しただけであった。部屋は元々荒れていたので大差なかった。そういや私の職場はぼろいしごちゃごちゃしてるし大変なことになっただろうなーと思い、電話を入れてみると「片付け手伝ってくれたらよかったのに!もうほとんど終わったよ!」と嫌味を言われしょんぼりした。呼んでくれたらよかったのにさー。
その後、温泉へ行き汚れを落とす。そして貧血になる。最近温泉に行くと必ずのように貧血(もしくは貧血寸前)になっている。

連休最終日は電波塔探しを再び行った。ふもとまでは登れなかったけど、見た。帰りに「サイレン」(ちょう怖いゲー)を買って、おじいちゃんが何度も死んだ。今日はアイラインをびしっと書いて、マスカラもぐりぐりやったので違う人の顔みたいで面白かった。ギャルみたいで可愛かった。

*1:しかし、妹はその日出勤していて、妹の職場は水槽が割れたり地割れが起きたり大変な騒ぎだったらしい。なにしろ震源地に近いしね

*2:昨年台風の時に転倒し、修理に1万くらいかかって悲しかった