煙突からクリームシチュー

木曜日、仕事終わってからオタ集団と山口県の山賊へ。そしたら高速で道を間違え島根県まで行ってしまった。しかしその間ずっと最先端のオタ情報を得ることが出来たので良かったです。車中のオタ濃度といったら一般の人が入ったら間違いなく3秒で肺が腐れる。島根県の看板が見えたとき、もう引き返せない…(福岡にも女子ワールドにも)と思った。山賊の食べ物はヨモツヘグリと呼ばれ、食べると黄泉の国から帰ってくることが出来なくなるとして私に恐れられているのですが、マノさんと音君にはそういった理由で厳しく「怖いから食べるな!」と言っていたくせにここ2回は平気で肉を喰らいうどんも食べた。今回はしずみ餅(うどん汁によもぎ餅が沈んだ食べ物)も食べた。三十路間近の男性達が「餡子が出ちゃうよう」と嬉しそうに呟きながらしずみ餅をつつきあっていたので、ここは地獄か?いいえ、ここはオタの楽園なのです…と感慨深かった。山賊は端午の節句バージョンだったのですが、私たちが辿り着いたら既に遅い時間で、照明があちこち落とされており通常とはまた違った恐ろしさでした。いずれにせよ恐ろしい場所に違いはありません。それから帰り際、徳山へ寄り工業地帯を鑑賞。以前京都だか広島だかの帰り道に通りかかって興奮していた場所です。いつかあの中を一晩中歩いてみたい。北九州の工業地帯も好きだけど、ここも本当に素晴らしかった。巨大な鉄の塊に灯った明かりはイルミネーションの墓地を想起させる。パイプが這い、タンクが並ぶ地区です。でかいものと鉄が好きな人にはちょうマスト。細部を見ても目が回りそうだし全体を見てもまた目眩がする、煙突からクリームシチューが出てくる街。月夜の晩に血痰を吐いて徘徊する街。ところで、山口県の巨大水車ってでかまるくんのこと?>ともっぺさん