偽物舞踏会

金曜日。いったん帰宅して、着替えて天神へ。この日、ついにマキアージュごっこが決行されたのでした。アッポーストアの上に新しくできたレストランのパーティーに行き、おめかしした髭乙女達と乱痴気騒ぎをしてきました。楽しいことがたくさんあったのですが、とりあえず私が数週間に渡り考えに考え抜いたコーディネートを聞いてください。その日私が着ていた服は、アニエスの黒ベロアジャケット、お揃いのちょうミニスカ、ものすごいフリル付きの白いブラウス(体がぶ厚くなる)、ピンクのタイツ、そして豹柄のハイヒーーール(ピンクのリボンつき)なパンプスで、イメージ的にはマキアージュの皆さんの横に、王子様っぽくしたリオちゃんを並べたような感じだと思っていただければ幸いです。

↑マキアージュの皆さん
 
↑ここまでエロくないけど、イメージ的にはリオさん
すごいどうかしとる人みたい。普段カジュアル派の髭乙女の皆さんはちゃんと可愛くおめかししてきてて(どうかしとるのは私だけ)、この遊びの目的は「おめかしした女の子数名でパーティーへ行ってはしゃぐ」だったのですが、予想以上に面白かったです。パーティーに殴り込む前に、イタリアンをかっくらい、酒をかっくらい、「ピンクと水色で二層になったキキララっぽいカクテルください!」「じゃあ私は緑色のカクテル!」と無茶なオーダーをしたり(アヤモにそそのかされた)、階段で転んで上から踊り場まで転げ落ちて靴も両方脱げて呆然としたりした。ドアを開けるとそこは悪の舞踏会みたいな風景が広がっていた。天井や壁が赤くてゴシックなシャンデリアがぶら下がってて、コウダクミ的で、そこでエムフロがなんかもう駄菓子みたいな、駄菓子というよりはコーラ?ファンタ?みたいな、好きな食べ物がステーキみたいな曲をかけ続け、2000年という感じがしなかった。時代が違ってた。全てがインチキくさかった。普段こんな派手な場所で遊ばないのですごく面白くて、最終的には近年稀に見るおおはしゃぎ具合でした。外人女に「ハナコすごく可愛い!ハナコの踊りはクリエイティブ!」と大絶賛された(どんな踊り方していたのかとても気になる)。気が付いたら、フロアが見渡せる少し高い場所でお友達数名と聴衆を扇動するフリをしながら踊っていた。妊婦も踊ってた。知り合いや知り合いじゃない人に会った。バッグをぶんぶん振り回していた。最後の曲が「風になりたい」だったのでリサちゃんと笑い転げた。乱痴気騒ぎで派手で狂騒的な一晩。