消防車を追う

★金曜日は早々と帰宅したのに何もやることがなく、少しメッセしてからごはんをひとりで食べて、服を着替えて目の周りを黒く塗ったり青く塗ったり歌ったり踊ったりキンシコウのぬいぐるみを振り回して写真を撮ったりして遊んだ。そのままカラオケにでも行きたい気分だったので妹に「仕事終わったらカラオケ行こう」とメールしたけど妹はなかなか帰宅せず、動き疲れたので椅子に座ってボールペンで紙にいろいろ描いた。いろんな書体で「リンス」と描いたりひよこの絵を描いたりした。そのうち眠くなったのでそのまま寝た。明け方に目が覚めて顔を洗って歯磨きしてまた寝た。
★土曜日は掃除と洗濯をして、夕方に恋人が迎えに来たので買い物に行った。リュックと黒い半ズボンとどうでもいい服2着(女工は地味などうでもいい服の着用が義務付けられているのです)とお茶の葉を買った。最近は毎朝好きなお茶をわかして赤い魔法瓶に入れて持って行っているのだが、リュックに入れて行ったらもっと楽しかろうと思ってリュックを買ったんだけど、家に帰って荷物を詰め替えてみたら予想以上に難民っぽい感じだった。ポケットがたくさんついているのでお菓子でも入れて行こうと思う。
帰ってからごはんを作ってもらって食べて、借りてきてたウテナを見てツタヤに返しに行った。先週末ホワイトボードにケロロ軍曹の絵が描いてあってそれに矢印がひっぱってあって「チャーリー」と書いてあったので面白かったんだけど、それはまだ消されてなかった。それからかしましを見た。なんか文句を言いつつ第一話から毎週見ている。蟲師が打ち切りになるらしいので今後はこのビッチ三人衆しか見るものがないので気が遠くなります。そういやかしましは第一話を見ているときに、私の中のるーみっく魂が発動してかなり早い段階であらすじが分かってしまったのでちょっと嫌だった。しかもそもそもるーみっくじゃない。
★日曜日はおばあちゃんに会いに行った。月一くらいで会いに行ってるけど、今週は少し混乱していたらしく、私が母の娘であることと母が父の嫁であることは分かったみたいだけど、私が父の娘であることが咄嗟に分からなかったみたいで、父のお嫁さんになっておくれと言われて面白かった。以前に混乱していたときはストレスで胃潰瘍になったりしていたけど、今回は元気そうだったので良かった。両親も私も適当というかずけずけ言い過ぎというか、おばあちゃんが「何も覚えてなくて…」と不安そうにしていたら「何も覚えとらんで大丈夫だって。みんなが覚えとーけんおばあちゃんは何も覚えとらんでいいと」とか「ぼけとーけんもう何も考えんでいいと」とか無茶苦茶なことを言っていたが、それで少し安心していたようなのでいいことにする。お昼ごはんを一緒に食べて恋人の部屋に帰った。
それから昼寝して、目が覚めてから寝転がったままふざけてギャーギャー叫んだりしていたらウサギが目を真ん丸にしていたので申し訳なかった。夕方にケーキを食べに外出した。先週作った謎のケーキがケーキのくせにふんわりしてなくて硬かったので、柔らかいケーキが食べたかったのだ。苺のケーキと桜のケーキを食べて、お茶を飲んだ。ケーキはとても柔らかかったので満足した。九大の新しいキャンパスを見に行ったら中には入れなくて、海辺でふらふらして雑誌を買って家に帰った。帰り道に知らない街をたくさん通った。私の主治医だった先生が働いている病院の看板を見つけた。消防車のサイレンが鳴っていたので車で追おうとしたけど見つけきれなかった。