猫に見られる

長崎県池島に行ってきた。山に行くとわりと意識ははっきりするけど、海に近付くと意識が朦朧とする。誰もいない団地群の前に座り込み、時折寝転がり、空気は生温くとても静かで眠かった。人のいない道にしゃがみこみ、動物の視点で道の先を見る。そうすると知らない道でも知っている道のような気がしてくるので不思議です。廃墟になった団地群の前にピクニックシートを敷いてサンドイッチ食べて昼寝したい。ソーダ水を飲みながら、鉄屑置場で宝物を探すのだ。



松ぼっくりがたくさん落ちていたので、ひとつ投げてみたらぽそっと情けない音がして枯れ草の中に落ちた。その音と空中でへろへろとした軌跡を描くのが滑稽で面白く、たくさん投げて遊んだ。猫に見られた。
<おまけ>

↑上手に死ねない私。島に人がいないのをいいことにみんな死にまくりだった。
帰りに長崎っぽいところ(なんとか天守堂とか)を観光して、大人のくせに修学旅行気分で楽しかった。