橋の上で踊る


休日は水の枯れた湖に行った。夕暮れ時でひとっこ一人おらず、遠くの森の中から鳥が鳴く声が聞こえていた。昔は幽霊が出るという噂があったらしいが、怖いものは何もなかった。こんなに静かじゃ幽霊も寝る。湖の上にかけられた橋の上で踊ってみて、飛び立つ鳥の羽音にビクッとなって、一瞬静寂をやぶったが、すぐにまた眠くなる。きっと湖のほとりに住んでいた女の人も毎日うとうとして、毎日神様のためにダンスを踊った。毎日水を眺めて黒い鳥に脅かされた。

それから、耶馬渓で山のおいしいもの(椎茸とか鮎とか)を食べ、川に葉っぱを流したりして、やっぱロハスだよねーとか言ってたらお腹を壊しました。
モノクロームの女の子達がまるでマネキンみたいで、よく聞き取れない台詞をずっと喋っている。誰かの必死な思いも、涎を垂らしていつも半分だけ覚醒してるような私の耳には絶対に届かない。退屈な私は犬を責めるような低い声でずっと「葱」と呟いている…。そんなネギまのオープニングの曲が好きすぎる。

はじめてのビデオキネギまに捧げるリトル愚かなワシ。