深夜の大法螺大会

私は普段から夢と現実の区別が曖昧なのでついうっかり間違えておねしょをしたりしていますが、つらいこと悲しいことがあると現実感がどんどん薄れて全部夢かもしれないと思い出すので危険です。私はいつも嘘が全部私にとっての現実になるようにお祈りしている。いつか本当に西瓜から出来る砂糖の世界に住むつもりでいる。青みがかったお風呂に入ったら、今日ウインドウの中に見つけた悪い妖精みたいなワンピースと、寝不足の黒い鯉のことを考えながら毛布に潜り込む。本当のことは絶対に言わない。