違うステージ

ところで、先週は私のいい加減な人生のツケが一気に回ってきたような一週間でした。私は自分の精神の貴族性を根拠なしに信じて疑わないのですが、そうはいってもやはり卑しい庶民の生まれなのでどうしても陳腐なヒューマニティーがこびりついているのでした。涙を貴金属に変える錬金術があったらどれだけいいか、と思わずにはいられなかった。涙を流したということが問題なのではなく、涙の質が問題なのである。この「陳腐なヒューマニティー」を「お姫様の優しい心根」というふうに頭の中で変換できるようになったら、私はもう少し生きやすくなるような気がする。そのためには「平民と自分を差別しない心優しいお姫様」に完全になってしまう必要があって、徳を積まないとキラキラプリンセスになれないって双子姫も頑張ってた。とにかく「ミスチルを否定する人って信じられないってゆうか。彼らのやってることって普遍的に絶対正しいことじゃないですか」とか言われても全人類を愛していきたい(蛇足ではあるが、この場合の問題はミスチルではない)。