蜘蛛と和尚はどちらが偉い?

夏休みを部屋で一人ぷよぷよの特訓をして過ごすのにも何やら飽きたので、夏休みを部屋で一人サイバーフォーミュラ観て過ごしているid:chelmerことアヤコちゃんを誘ってドライブしてきました。福岡のはてダ女子はほっとかれるとこんなにも孤独な夏休みを過ごしてしまうので、まったくもって嘆かわしいことです!繁殖しようとしないのは生き物として何か間違っている。それはともかく待ち合わせ場所でぼんやりしていたら、そこへ救急車がやってきて誰かが運ばれたりしていたので何か不吉な予感がした。
私は言い出しっぺのくせに行き先をろくに考えてなかったので(その上、運転も全部してもらい、よそ見のしすぎでナビさえろくにしていなかった)とりあえず大分方面へ向かった。田舎道を走っていると見るからに怪し気な白い塔が見えたので侵入。それは廃虚になった個人的な宗教施設であった(全然説明になってない)。ドアを元気よく開けたらはずれそうになり、私がびびってたらアヤコちゃんはテラワロスwwみたいな顔をしていたので恐ろしい子…!と思った。
それから、アヤコちゃんがリフトに乗りたがってむずがりだしたのでリフト乗り場に行ったら、営業時間は終了しており乗れなかった。それでもアヤコちゃんのリフト欲はおさまらず、動かないリフトに乗ったりバッタを棒でつつき殺そうとしていた。これが証拠写真です!

ごめん、本当はバッタを棒でつつき殺そうとしたのは私でした…(動かないリフトには私も乗りました)(でもこの写真はアヤコちゃんです)。
そうこうしているうちに青の洞門に到着。青の洞門とは、禅海和尚というお坊さんが交通の便をよくするために一人で30年かけて岩を掘って道を作ったという場所なのですが「こんなんひとりで掘っとったら岩掘り人生(?)やん。こりゃ嘘ばい!」とか無茶なことを言っていた(私が)。そして岩を掘る和尚の真似をしたり、お線香をあげて神妙な顔をしてみたりしたら楽しかった。

川沿いを二人でぺたぺた歩いているうちに「一人で岩を掘った和尚と、一匹で巨大な巣を作った蜘蛛ではどちらが偉いか」ということで口論になり各々片手に岩を持ち殴り合ったけど決着がつかなかったので、川に石を投げたりお菓子を食べたりした。そのうちひぐらしが鳴き出して夕方になった。夏の終わりっぽくてしんみりしたりしていたけど、だんだん日が暮れてきて怖くなった二人は「天狗にさらわれるばい!」「はよせな!」と急いで車に乗って、真っ暗な山道で獣を跳ね殺して血まみれで帰ってきたのであった。とても楽しかったです。