光速地獄

亜光速も光速も超光速も恐ろしすぎて目をつぶりたい。だけど目を開けたときにはもう沖縄は見えなくなって、光の速さで移動するウサギは普段通りに草を食べ水を飲むけど、外から見ると完全に停止してしまっている。移動するのをやめた時はもう周りには仲間も何もいない、そこは風ばかりが吹く荒野なのだ。いったい何の罪を犯せばこんな地獄に落ちるの。目をつぶり夜が終わる。朝が来なければいいと思う夜はあっても、全く知らない朝がやって来ればいいなんて思う夜はない。
「この星にはこんな習慣があるんだね」「地球はきれいな星だね」「でも少し寒いね。これが冬というやつかな」と宇宙人ごっこをしながら、フランフランでクリスマスグッズなどを見てうろついたらとても楽しかった。タイムマシンから出てきた1万2千年前の人間もクリスマスの光景を見てきれいだと思うのだろうか。