モクモクした食べ物

日曜はお山の行楽地(具体的には耶馬渓)に出かけて、焼き銀杏だの焼き栗だの焼き椎茸だの食べました。秋はモクモクした食べ物がおいしいですね。人が多くて、しょぼくれた老夫婦がお土産を売ってたりして、でもこういう場所はこういう場所でそう悪くない。家族連れや老人やカップルや犬でギュウギュウの中を買い食いしながら歩く。「巨大ニジマスいます」の看板を「巨大ジェロニモいます」と読み間違えて驚く。吊り橋から川を覗き込みながら「たくさんジェロニモが泳いどる…」と呟いた。

焼き椎茸はカボスとポン酢で食べました。柔らかくてジューシー。そして石の椅子に座ってみました。


下の段までおりると足が濡れるのでね。全てが謎だらけなのですが、この場所には何故か椅子の形をした石がたくさん転がっていてちょっと怖い。あと、誰のためか分からないお風呂(?)もある。湯気がほかほか出てた。

ほんの一瞬、目を離した隙に空の色が変わる。プラスチック製のさくらんぼを手の中でカチカチ鳴らしておうちに帰る。もう冬です。